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2016

 

 

Google gy/n

gy/nは、Googleのプロジェクト「Android Experiments OBJECT」から生まれたAndroid OSを活用するための新しいデバイスです。Googleの頭文字である「G」の後に、プログラミング理論を設計する際に使用する「y/n(はい/いいえ)」を加えた造語「gy/n」は、アラビア語では精霊(JINN)を意味します。人にあらざる存在でありながら、人のような思考力を持つ存在。それこそが、私たちが作りたいと思ったデバイスでした。

「gy/n」は、ユーザーの「選択」を助け促すデバイスです。OK Googleのように我々が質問し、命じる相手ではなく、その反対。我々に対して質問し、命じる内容を決めてくれる相手がgy/nです。たとえばお腹が空いて何か食べたいと思っても、何が食べたいかが思いつかないことは覚えがあるでしょう。気晴らしに外へ遊びに行きたいけど、どこに行きたいかは思いつかないこともよく起こります。音楽、写真、電子書籍……いつでも膨大なライブラリにアクセスできると、考えて選ぶことを煩わしく感じてしまうものです。gy/nは「中華料理が食べたい?」「車で出かける?」などのシンプルな、YESかNOで答えられる質問をしてくれます。これに答えているうちに、gy/nは選択肢をどんどん絞り込んで、やがてユーザー自身も気づいてなかった内なる望みを言い当ててくれます。gy/nはアラビアンナイトで馴染みの精霊 JINNと、魔法の石を触って会話しながら、協力して自身の望みを探り出していく体験をユーザーにもたらすプロダクトなのです。

 

デザイン:鈴木啓太

アドバイザー:堀越直人 東京大学職員、学術エディトリアル団体 Academic Groove チーフコーディネーター。1984年生まれ。2010年より、東京大学発の学術 フリーペーパー 「mini Academic Groove」シリーズ、TEDxUTokyoのコラボジン「sign」などの編集に関与。東京大学内の様々な学術コンテンツを取り上げ、固有のグルーヴ を匂わせるエディトリアルやテキストを提案・提供してきた。